こんにちは!
トレーナーの植田です。
今回は前回の続きでヒポクラテス先生の格言をご紹介致します。(が途中で脱線しそうになり それは別の機会に💦)
ヒポクラテス先生は古代ギリシアのお医者さんで、エーゲ海の南のコス島(ギリシャ領)でお生まれになりました。

紀元前400年前後に活躍されていた遠い昔の医師に共感を抱く言葉がたくさんあるので引き続きご紹介します。
「すべての病気は腸から始まる」
近年、腸というのは体全体の健康への影響、免疫力への直接的な影響、また驚く事に 思考やメンタルへの影響も大きく深く腸と関わっている事が明らかになって来ました。

全身の免疫を司るだけではなく、腸には全体の約70%の免疫細胞が存在しています。
腸で作られた免疫細胞は腸にある訓練場(パイエル板)で戦士として訓練されて、血液に乗り全身に送られて体を守っています。
これが無い(か弱い)と人は死にます。
参考リンク:NHKスペシャル「人体」 万病撃退!“腸”が免疫の鍵だった

僕が毎週お会いしてる城谷 昌彦先生も腸内環境(消化器)の専門家で、よく食事と腸の関係のお話も聞きます。 (ちょっとこのお話脱線になるので、改めて違う回でご紹介します。)
「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」

医食同源という言葉がありますが、人は食べるものからつくられています。 体に入れるものは何であれ(良い悪い含め)影響があるのです。
現在は主に石油から人工的に作られた化学物質を薬として一般的には投与されていますが、これらは元々自然界には存在しない物質です。 人間は自然界の生き物です。

例えば血糖値を下げる、血圧を下げる、熱を下げる、コレステロール値を下げるという特定の数値をコントロールする様な薬はありますが、薬を開発する段階で、(死なないかどうか等のテストはされますが) 数値を下げる等の目的が達成されさえすれば 他の事はあまり視野には入っていません。
つまりその薬によって より健康になるか、寿命がそれにより延びるか 等は通常は考えて作られていません。

数値を達成出来、最低限の安全が確認できれば、(副作用で)他の癌細胞がある程度できようが脳腫瘍ができようが、免疫が乱れようが そんな事は関係なく売り出されます。
そういった意味でもヒポクラテス先生は食事の大切さや重要さについて 基本的に「体を治すのも毒すのも食事」と理解されていたのだと感嘆させられます。

どうしても長くなりそうになるので、今回はここまでにします!
次回もヒポクラテス先生の食事のお話です。
お楽しみに〜!
次回⇒ヒポクラテスの格言③
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