こんにちは!
栄養に少しマニアックなトレーナーの植田です。
今回は近代の日本での塩の製造の歴史について簡単にお話致します。
不自然に禁じられた塩田
1971年に「塩業近代化臨時措置法」と言う法律が施行され、それまでの昔ながらの塩田での塩の製法が全面廃止されました。

代わりに使われだした製法は「イオン膜・立釜法」で、これで作られる塩は塩化ナトリウムが99%以上の「化学塩」(=人工的な精製塩)です。

この塩は今も「食卓塩」などとして出回っているもので、ミネラルバランスに欠けています。
伝統の塩田が解禁
2002年には昔ながらの天日干し等の製法で作られた塩も販売できるように自由化 解禁されたのですが、今もほとんどが安価の「食卓塩(化学塩)」を使われている方が多いのではないでしょうか?

定着した食卓塩
1971年以降はほぼ化学塩(=食卓塩)しか摂れなくなり、ほとんどの方がミネラル不足に陥り、代わりに高血圧や色々な成人病が増えてきました。

もし塩が悪いとすれば、それは化学塩(精製塩)という事です。
現在の概念では「塩化ナトリウム=塩」という考えが広まりましたが、元々は塩化ナトリウム以外の海のミネラルも豊富に含んだミネラルの塊を『塩』と呼んでいました。 (海塩)

『塩』そのものはとても大切で、多少摂りすぎても大丈夫です。
なぜ伝統の塩づくりが禁止されたのか
塩だけが原因とは限りませんが、ここで疑問に思わなくてはいけないのが、「なぜ政府がそれまでの(ミネラル豊富な)伝統的な天然の塩の製法を禁止したのか」です。
全てまでは言いませんが、1度考えていただければと思います。

それでは次回は 塩の製法と実際にオススメのお塩をご紹介予定です! (来週はお盆でおやすみです!)
おっ楽しみに~!
続き→体に良い塩と悪い塩④
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